日付 | 2020/11/1(日)10:00~12:00 |
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講座名 | 晩秋の昆虫おもしろ楽習 |
講師 | 岐阜聖徳学園大学教授 岐阜大学名誉教授 自然体験塾アドバイザー 川上紳一 |
秋も深まり、2回目にして今シーズン最後の昆虫講座を開催しました。天気にも恵まれ、風もなく、絶好の虫捕り日和でした。ツユムシやコバネイナゴなどのバッタ類、アキアカネやイトトンボといったトンボ類、キタキチョウやツマグロヒョウモンといったチョウ類などが見られたほか、葉の裏側にじっとしている虫にも注意を払いながら歩きました。
この日の大発見は「カマキリモドキ」でした。樹上のオオカマキリの卵塊を見に集まった参加者のひとりが見つけました。「ヒメカマキリモドキ」という種類だそうで、川上先生からたいへん珍しいと教えてもらいました。2.5センチくらいの華奢な姿ですが、頭は三角形で、前足が鎌のようになっていて、上半身はまるでカマキリのようです。下半身には透明な羽を持ち、ハチのようにも見えました。カゲロウの仲間なのだそうです。比較的じっとしていてくれたので、参加者たちは初めて見た珍しい昆虫を夢中になって観察していました。