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2019/5/12(日)9:00~14:45 天狗谷遺跡で特別体験 森林環境教育事業マーク

日付 2019/5/12(日)9:00~14:45
講座名 特別講座:ミッション・ウオーク『天狗谷をめざせ!』
講師 中山道鵜沼宿ボランティアガイドの会
市文化財課
埋蔵文化財調査センター

 課題(ミッション)をクリアしながらウオーキングを楽しみ、各務原の歴史や自然を学ぶ、春の特別講座を開催しました。各務野自然遺産の森から東海自然歩道を東へ向かって歩き、天狗谷遺跡をめざしました。

案内は中山道鵜沼宿ボランティアガイドの会

案内は、中山道鵜沼宿ボランティアガイドの会の片岡会長と谷藤さんです。ミッションが書かれたワークシートが参加者に渡され、いよいよ出発です。5月半ばにしてはとても暑い日だったので、水分補給に注意しながら、植物のクイズをしたり、チャートや砂岩といった地質などについてお話を聞いたりして進みます。
 寒洞池のほとりに着くと、1つ目の考古学的ワークショップ(縄文土器の模様つけ)が待っていました。

縄文土器の模様つけ

 あまり知られていませんが、各務野自然遺産の森の園地では、各務原市で一番古い縄文土器が見つかっています。約9000年前の土器です。縄文土器の模様のつけ方は一つではありませんが、今回は、この地(車洞遺跡)で見つかった縄文土器にちなんで、ギザギザや網目状に傷をつけた円筒状の細い木を粘土に転がして連続模様をつけました。

峠の道標にタッチ

その後、階段の数を数えたり、プラスチックゴミを拾うなどのミッションをクリアしながら進むと、峠に出ました。道標にタッチするのもミッションのひとつです。出発してから2時間ほどをかけて、天狗谷遺跡に到着しました。

天狗谷遺跡見学

奈良時代や平安時代の窯跡が残る天狗谷遺跡は、建物で保護されているのですが、この講座では中まで入り、間近でじっくり見学することができました。そして、2つ目のワークショップとして、天狗谷で出土した須恵器のかけらに残っている模様を、墨と和紙を使って拓本に取りました。実際の発掘の際には、このように土器の模様を写し取り、記録しているそうです。

拓本づくり
くっきりと須恵器の模様が現れました

 その後、古墳を見て、お弁当を食べたのち、帰りは、各務東町の家々の間を歩きながら、各務原の地名の由来などを聞き、再び、各務野自然遺産の森に戻ってきました。たいへん暑い日で、途中疲れた参加者もいましたが、9つのミッションと5問のクイズをクリアして、全員無事に歩き切ることができました。

※中央図書館3階にある埋蔵文化財調査センターではいつでも土器の拓本体験ができます。

森林環境教育事業マーク

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